【行政書士西尾真一事務所】
TEL・FAX:011-792-1336
✉:kawase240@yahoo.co.jp
https://www.950sapporo.com
プレジャーボートでは、エンジントラブルが発生すると、乗船者の生命に係わる海難事故につながります。
発航前の検査は、しっかりとおこないましょう。
●船体各部を点検し、船底プラグが閉まっているか、船底にビルジがたまっていないか、浸水箇所がないか、排水口にごみなどが詰まっていないか確認しましょう。係留索などにも損傷がないか点検しましょう。
●航海計器の作動や船灯の点灯を確認しましょう。
●船輪と舵は、左右いっぱいまで滑らかに作動するか点検しましょう。
●エンジンを始動する前に、しっかりと換気をしましょう。
●エンジンルーム内の配管に、海水がにじんっでいたり塩がついている箇所がないか点検しましょう。
●エンジン取りつけボルトは緩んでいないか、各Vベルトに緩み・へたり・亀裂はないか点検しましょう。
●海水取入弁を開きましょう。冷却清水量を確認しましょう。
●エンジンオイルの両、状態、粘度は適切か点検しましょう。
●バッテリーの液量、電圧を確認し、ターミナルが緩んでいないか点検しましょう。
●船外機の場合は、燃料コックやエアベントスクリューが開いているか、燃料ホースにひび割れや損傷がないか、船外機へ確実に接続できているか点検しましょう。プライミングポンプ(プライマリーポンプ)を握り、硬くなっているか確認しましょう。
●燃料タンクの油量を確認しましょう。
●燃料フィルターに水分の混入やごみの詰まりがないか点検しましょう。
●緊急エンジン停止スイッチを備えた機種では、緊急エンジン停止コードを衣服の丈夫な場所や手、足に確実につけ、ロックプレートなどを緊急エンジン停止スイッチに差し込みます。緊急エンジン停止コードをつけていないと、操縦者が転落したときにボートが暴走する恐れがあります。
●プロペラ周りを点検してエンジンを始動し、暖機運転しながらエンジン各部の状態や警報の有無を点検するほか、冷却水温度計、潤滑油圧力計など、各計器が適切な値を示しているか点検しましょう。
●冷却水排出口から冷却水が出ているか点検しましょう。
●排気色は無色で、異臭がないか点検しましょう。
●エンジンから水、油、排気ガスの漏れがないか、異常音がないか、Vベルトが大きく振れ回っていないか点検しましょう。
●エンジンスイッチをOFFにして、エンジンが停止することを点検しましょう。また、緊急エンジン停止スイッチからロックプレートなどを取り外し、エンジンが確実に停止することを確認しましょう。